LGBTQ+を意識したテーマかと思いきや…2021年紅白に覚えた“がっかり感”とは

去年の2020年の紅白レビューに続き、今回は2021年の紅白をレビューしたい。 2019年の氷川きよしの男女という性別二元制からの解放を思わせる演出や、MISIAのレインボーフラッグをバックに掲げたパフォーマンスによって、性別による組み分けへの疑問が高まった後の2020年紅白歌合戦。 引き続き氷川きよしが性別二元制を解体するようなパフォーマンスを行い、紅組司会の二階堂ふみが、ほとんどの場面でスカートドレスではなくパンツルックを着用し番組を進行したことなど、規範的なジェンダー観に対抗するような演出があった。 その一方で、相変わらず男女で組み分けをする制度や、家父長制に親和的なジェンダー観を理想としたような福山雅治の曲『家族になろうよ』が白組のトリで披露されるなど、“歪み”が顕著に表れもした。 それから1年。2021年の紅白歌合戦は、「Colorful~カラフル~」をテーマに、赤と白に限らない様々な色の衣装や舞台セットが番組を彩り、総合司会、紅組司会、白組司会と分かれていたものが、今回は司会3人で全てのアーティストを応援するという形になった。また、ゆずが『虹』を、BUMP OF CHICKENが『なないろ』お披露したりと、曲名という側面からも色を感じられるものとなっていた。

LGBTQ+を意識したテーマかと思いきや…2021年紅白に覚えた“がっかり感”とは
LGBTQ+を意識したテーマかと思いきや…2021年紅白に覚えた“がっかり感”とは

選挙に行こう、というメッセージをファッションで…VOTEグッズ販売店が語る「たくさん売ることができない」ワケ

今月31日に実施される衆議院選挙。周囲と選挙についての会話を始めたいものの、なかなか難しいと感じている人も多いのではないだろうか。 政治の話をしにくい現状に問題意識を持ち、「気軽に話題にできるように」とフェミニズムグッズやVOTEグッズを取り扱っている店がある。アジア雑貨などを取り扱う雑貨店「doughnut」だ。 オンラインショップでの販売のほか、大阪市の着物屋「姉妹屋」内で、不定期で実店舗での販売もしている。 店長の種吉さんにフェミニズムグッズやVOTEグッズを販売する理由について伺った。 コロナ禍でDV被害が増えているという報道を見て ーーVOTEグッズを販売する以前から、フェミニズムのグッズを扱っていたと聞いています。まず、フェミニズムグッズを扱うようになったきっかけを教えてください。 昨年の5月に始めました。新型コロナ流行下で移動が制限されて息苦しい空気になっていると感じたり、DV被害が増えているという報道を見たことがきっかけです。ピンバッジなどのグッズを見て、気持ちが変わるようなことがあったらとか、もっといろいろなことを口に出せるようになったら、という気持ちで扱うようになったんです。

選挙に行こう、というメッセージをファッションで…VOTEグッズ販売店が語る「たくさん売ることができない」ワケ
選挙に行こう、というメッセージをファッションで…VOTEグッズ販売店が語る「たくさん売ることができない」ワケ
Sisterlee(シスターリー)

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